先の大戦で、多くの犠牲者を出し、悲惨な地上戦を体験した沖縄の人々は、戦争の教訓として「ぬちどぅ宝」「いちゃりばちょうで~」「ゆいま~る」の精神で、戦後の復興に取り組み、今日の沖縄を築きあげてまいりました。
わたしたちも、先人に倣い、ひとりひとりの命を大切にし、助け合い、支え合う社会を創りあげて行かなければなりません。この言葉は、被災地へ送る復興のメッセージであり、日本再生のキーワードでもあると考えます。
わたしたちは、被災し弱い立場にいる子どもたちを応援していきます。それは「困ったときは、おたがいさま」という日本人の大切な心を取り戻すことでもあり、わたしたち自身のためでもあるからです。
会の名称「ふちゅくるん」とは、沖縄の方言「ふちゅくる」(懐・ふところ)に「ん」をつけた造語で、世界にただひとつしかない名称です。
うちなーぐち(沖縄の言葉)では「わらばーや、ふちゅくるんじそだてぃりー」(子どもはふところで包みこむように育てなさい)というそうです。
「ふちゅくるん」には子どもを大事に思う親の気持ちが込められているのです。
わたしたちは、日常をとりまく様々な困難に対して、それぞれに知恵を出し合い、力を合わせて向き合いながら、子どもたちがのびのびと育つように、心身ともに健やかに未来へ羽ばたいていけるように、さまざまなかたちで支援活動を行っていきます。
皆さまのお知恵やお力添えをいただけますことを心よりお願い申し上げます。いのちは宝です。わたしたちの活動にぜひご参加ください。
いのちの未来プロジェクト・ふちゅくるん
発起人一同